序
この歌集は幻想郷縁起編纂の息抜きに、古の帝や歌人のまね事をしてみたもので、
幻想郷に住む人妖の詠んだ歌を私の独断と気まぐれで綴ったものである。
幻想郷縁起の編纂には、人間の生活の安全を確保するという目的があるわけだが、
今回はそういった煩わしいことは一切考えずに、只々気の赴くままに歌を集めてみた。
日頃から気の赴くままに暮らしている幻想郷の人妖達の気まぐれから生まれた歌を、
こちらもまた気まぐれに集めて綴るという思い付きは、我ながら良い気晴らしとなった。
私の息抜きで纏めたものではあるが、日ごろの煩わしさを忘れて幻想郷のふとした日常の景色を楽しんで頂けたら幸いである。
九代目阿礼乙女 稗田阿求
曲目
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序
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求聞和歌拾遺 / 阿礼の子供
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仲春
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鬼の宴の花見酒 / 御伽の国の鬼が島 ~ Missing Power
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晩春
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菜の花小径 / 春色小径 ~ Colorful Path
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梅雨
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雫に映る橋 / 緑眼のジェラシー・渡る者の途絶えた橋
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盛夏
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いつか見た空 / 少女が見た日本の原風景
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晩夏
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魂の囃子 / 始原のビート
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仲秋
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錦の時 / 稲田姫様に叱られるから
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暮秋
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星の海、月の舟 / 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess
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初冬
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桜は散りて蝶は舞ひ / 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life
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仲冬
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冬の月下に遠吠えひとつ / 孤独なウェアウルフ
頒布
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日時
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コミックマーケット 85 2日目 東プ13b「Candy & Jam」
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発行
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Candy & Jam
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仕様
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和紙仕様の特殊デジトレイプレスCD + 四季折々の和歌とイラストを綴ったブックレット
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頒布価格
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1,000円
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オンライン頒布
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BOOTH (倉庫発送)